作家の森本浩司さんは季節感のあるアクセサリーを作ろうと、この冬らしい配色のピアス・イヤリングを作ったそうです。
形はシダの葉からイメージされたそうですが、雪や霜が着いた葉をちょっとポップにデザインしています。
可愛らしくも、落ち着いた色味の素敵なピアス・イヤリングです。

 雪・霜・氷を連想させる青白い部分は、亜鉛チタン結晶釉という白っぽい結晶がはっきりと出るように調合された釉薬を使っています。...
窯の中で熱せられ液体になった釉薬が冷えてゆき結晶化するのは、池の水が冷やされて結晶化して氷になるのと同じ理屈です。
池の氷り方や雪の結晶が温度・湿度・天候・環境等によって表情が変わるように、結晶釉も窯の中での配置・冷えてゆく速度・近くの作品の釉薬等によっても表情が変わってくるそうです。

 様々な要因の巡り合わせで生まれてきた、オンリーワンの表情を楽しんでいただきたいと思います。