たっぷり入るトートタイプで、ピクニックや街歩き、スポーツなど活動的に使いたいバッグです。
男女問わず使えるデザインで、爽やかなチェック柄の裏地もポイントです。

「廣富號」の帆布かばん・バッグの製造工程を、簡単に説明します。
デザイナーがデザインし、パタンナーがそれに基づいて型紙をおこし、サンプル製作技師がそれを組み上げて具体化し、デザイナー・パタンナーらと相互確認の上で、製造ラインにのせる製品サンプルを決めます。
製造ラインでは、裁断・縫製など何人もの職人の手を経て造り上げ、品質検査をパスして完成します。
一般に帆布かばんブランドの製造工程はこれで終了となりますが、「廣富號」は最後に独自の工程「型成形」があります。

縫い上げただけの製品は、デザイナー達が具体化した製品サンプルの正確な形にはなっていません。
型成形職人がアイロンを駆使して外形を整えることで、縫い目などに力が不均等にかかることを防ぎ、バッグは更にしっかりしたものになります。
型成形職人は作業前に製品の外形を正確に理解していなければなりません、理解せずに成形すれば、布地を歪め、製品の変形を引き起こすからです。
この「型成形」の工程は革製品の仕上げに同じような作業がありますが、帆布製品では縫い上がりに手で整える程度が通常です。
少し丸みを帯びた、ふっくらしたデザインの多い「廣富號」製品は、「型成形」が大きな意味を持つのでしょう。
「廣富號」デザインの製品を完全な姿でお客様に届けたい、という姿勢が顕れています。

素材から製造工程までの様々なこだわりが、「廣富號」の高品質を支えています。