ホーホー雑貨店 は、現在準備中です。

2016/07/01 08:09

3種のオリジナル型で柄を付けた、藍染のスカーフです。


「家」はよく見ると様々な大きさの丸を組み合わせて、素朴な「家」を表現しています。
逆に「水流」は小さな丸1種類のみを使って、グラデーションを描き出しています。
「唐草牡丹」は数種類の丸で2つのモチーフを作り、それを繰り返すことでレースのような柄を作り上げています。
三者三様それぞれ別の個性が際立っており、同じように丸だけで構成されているとは思えません。


先日「ものあい」の作業場である相澤染工場を、見学させていただきました。
その際、型彫り用の丸錐で彫るところを見せて下さいました。
型紙に薄く刷られた柄の丸を次々に彫り抜いてゆく、その速さと正確さに驚きました。


刃が丸くなっている丸錐は、ただ押し当てれば彫れるというものではありません。
直径わずか数mmを繰り抜く丸錐の刃は繊細で、均等に力を加えないとすぐに刃先が傷んでしまいます。
そっと型紙に触れながら回転させて彫り抜くのです。
それをいったい何回繰り返すのか、考えると気が遠くなりそうです。


染工場見学のレポート「雑貨を見に行きます②」は、こちらのブログで近いうちに公開します。
ご覧いただければ幸いです。