缶ケース入りの蔵書票セットと、バゲッジタグが付いたピンブローチです。
両方とも、読書と夏をテーマに未知の旅を描いた作品となっています。

本に対する思い入れの強い、楊さんらしい作品です。
楊さんは版画家でありつつ、ブックデザインや書店イベントの展示デザインなども幅広く請け負っています。

楊さんの工房の開放日に伺うと、ギャラリースペースの真ん中に小さく古い凸版印刷機が設置されています。
楊さんが探し回って手に入れた、台湾製の手動印刷機で、楊さんの作品の版がセットされており、訪れた人にポストカードを1枚刷らせてくれるのです。

季節ごとに版を変え、週ごとにインクの色を変え、訪れた人を楽しませています。
この蔵書票の2つの絵も最初はここで発表され、今はポストカードや蔵書票に商品化されました。