ホーホー雑貨店 は、現在準備中です。

2016/09/10 06:33

生活雑貨のピンブローチを台紙にセットし、ミニ額のようにケースに収めています。
ピンブローチは全て、金属板から生活雑貨のシルエットを切り出して制作しています。


金色の真鍮と銀色の洋白、という合金を使っています。
作家の湯浅さんは、このような経年変化が楽しめる素材をよく使います。


真鍮は良く目にするのでご存知かと思いますが、銅と亜鉛の合金で5円玉も真鍮です。
鉄のような錆びは出ずに、徐々に黒ずみますが、マメに使用して水分や油分が付いたらよく拭いておくと、艶が出て味のある色に変化してゆきます。


洋白は銅・亜鉛・ニッケルの合金で、身近なところでは500円玉が同じ3種の合金で近い性質を持っています。
真鍮ほどは変化しませんが、薄く茶色がかってきます。
銅色っぽくなったり金色っぽくなったり、環境によっても違うそうです。
少しずつ変化を楽しみ、自分だけのブローチになってゆきます。


ケースは木製で精巧にできており、フタが本体にピタッと隙間なくはまります。
フタと本体にまたがって不思議な形の割印が押されていますが、これは「机上工芸舎」の「机」の文字を図案化したものだそうです。
ケースはあくまで木なので微妙に大きさや形が異なり、それぞれペアのフタしか本体にははまりませんし、辺も一致していないとはまりません。
割印はけっこう重要で、フタを一度本体からはずしてしまうと、はめる時の目印は割印だけなのです。