小振りですが、持つと金属のほどよい重量感が感じられます。
ステンレス・真鍮・銅の3色の取り合わせが美しく、また真鍮と銅は徐々に色が変化してゆくので、変化をしないステンレスとの対比も面白くなってゆきます。

スプーン・フォークどちらもユニークなデザインです。

まるい独特の形のスプーンは、付け根部分にカーブをつけて食器に引っ掛けられるように工夫されています。
カップに添えられたスプーンは、受け皿に置いても安定せずにカチャカチャ動きがちですし、マグカップならカップから出すとスプーンの行き場がありませんでした。
ちょっとしたアイデアで、このことを解決してくれました。

ナイフが付いているようなフォークは、フォークで切りながら食べる作業をスムーズにしています。
ホットケーキのように、お店ではナイフが添えられてくるものも、家ではフォーク1本で食べていませんか？
ナイフを出すまでもないけれど、フォークではちょっと切りにくいもの、羊羹などにも最適です。

「くらしの道具」にこだわり、使いやすさに心を砕く湯浅さんらしいアイデア・デザインなのです。