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2017/04/07 06:31

「Moses」と名がついていますが、「モーゼの奇跡」はご存知でしょうか?


旧約聖書の「出エジプト記」の主人公モーゼは、神より使命を与えられ、奴隷とされているヘブライ人を約束の地へ連れて行くことになります。
それを許さないエジプトのファラオの軍勢に、紅海の淵まで追い詰められます。
そこでモーゼが杖を振り上げると、なんと海が割れ、ヘブライ人たちは海を渡り、後を追ったエジプト軍は海に飲み込まれた。
このような物語ですが、映画などでは、海が左右に割れ海の底へ一本道が現れる、シーンが特に印象的です。


とは言え、「蘑菇 Mogu」はこのバッグにキリスト教としての意味付けは全く無いと思われます。
真ん中にラインが入っているからモーゼというだけです。


台北のMoguのオフィスで初めてこのバッグを見せていただいた時、思わず、
「モーゼって、まさか、あの…?」
「そうそう、あの有名なモーゼですよ。」
「え…あの海がパカーンて割れる?あの真ん中の道がここ?!」
とバッグの中央に走るラインを指差すと、
「そーなんです、あの道です~」とケラケラ笑いながら対応して下さったのが、写真の女性、Moguのスタッフのリンさんです。
Moguの天然藍染のTシャツが似合う、素敵で感じの良い女性です。


「蘑菇 Mogu」は終始こんな調子です。
ノリでテキトーにやっているようにも見えますが、そうではありません。
アイデアを思い付くと具現化に躊躇しない、それは無茶なものも現れますが、活き活きとしたモノづくりにつながり、時に画期的なものも生み出しています。


何より、のんびりマイペースを貫きながらもどんどん新しいことを進めて行けるのは、迷わずとにかくやってみる、ことからだと思います。
いつも楽しそうに働いていて、羨ましくなります。


従来の台湾の良さを新たにブランド化してゆくMIT(Made in Taiwan)という動きの、先駆けである「蘑菇 Mogu」。
後を追う若きMITブランドたちも同様に〝やってみる〟という精神で邁進しているように感じます。