ホーホー雑貨店 は、現在準備中です。

2017/05/13 08:02

写真は化粧ポーチとして、ファンデーションケース・ルージュ・アイカラーコンパクト・アイブローペンを入れたところです。
あとルージュ2本ほどは納まりそうです。
持っている手は女性です、サイズ感の参考までに。

繊細な白い点で描かれた羽根模様が美しい、藍型染めのがま口です。
羽根としては太めで、葉のようでもあり、独自の羽根が印象的な型(柄)です。

どのようにデザインされたのか、藍染作家の「ものあい」こと相澤 択哉さんに伺ってみました。
着物の絣などに古来からある「矢絣」を基にアレンジしていったデザインで、配置がメインで形にはさほどこだわりは無く、羽根でも、葉と思ってもらっても構わないと、フンワリ笑顔で答えていただきました。

基が矢羽を図案化した「矢絣」なので、どちらかと言えば羽根のようです。
意外な答えでしたが、江戸本染の中で生まれ育った相澤 択哉さんらしい発想かも知れません。

今現在の生活には、純和風はむしろ特別なものとなっています。
しかし「ものあい」の藍型染は幾何学模様だったり東欧風のようだったり、現代の生活にすんなりと馴染みます。
でも、その下地には江戸本染の伝統が今も活きている、そこに「ものあい」の魅力があるように感じます。

「ものあい」の活動拠点である「相澤染工場」は、神田祭や三社祭用の法被(はっぴ)生地の染めも多く手掛けています。
このがま口は、法被を仕立てる職人さんに縫製してもらい、口金は相澤 択哉さん自ら取付けているそうで、ちょっと贅沢なポーチです。