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2017/11/21 05:43


先週に引き続き、台湾の靴下ブランド「+10 ten more」が2016年秋冬に発表,した、「発明家」シリーズの中の2点です。
ユニセックスな先週の2足とは異なり、ピタッと可愛らしいレディースソックスです。
しかしそのテーマは、前回にも増して理系テイストが濃くなっています。

「ロケットスラスター」が、人工衛星やロケットの宇宙空間での推進装置だということさえ、あまり知られていないでしょう。
その原理を表すために「ニュートンのゆりかご」をモチーフに選ぶなど、「+10」のその縦横無尽の想像力には驚かされます。

「ニュートンのゆりかご」は写真の通り、置物として見たことがある方も多いと思います。
端の球を持ち上げて放し、球の列にぶつかると逆側の球が外側に飛び出す、運動量保存の法則の実験装置です。

「時間」を「発明家」シリーズに選ぶことも凄いと思います。
この場合の「発明家」は人類ですから。
世界認識、相対性理論、宇宙に思いを馳せてデザインしながら、同時に足の細見せにも思いを巡らすなんて、面白過ぎます。

以前「+10」営業担当のジェイソンさんに、その特徴的なシーズンテーマやデザインをどう決めているのか伺いました。
デザイナーの2人を中心に、みんなであーだこーだ言って決めているそうです。
賢く可愛らしい人たちが、ワイワイキャッキャッ言いながらコンセプトを作り上げる様子が頭に浮かび、カラフルで絶妙な色合いも含めて、チャーミングな靴下が生まれる秘訣がそこにありそうです。